先輩社員の声

吉延精機工業は従業員数60人程度の小さな会社ですが、若手から熟練の職人まで多くの人の活躍により 支えられています。そんな先輩社員たちの声を聞いてみましょう。

2011年入社 熱処理担当 S.A

熱処理は金型製作には必須の工程ですが、熱を加えるという性質上、歪みへの対応が課題となります。 歪みには決まったパターンがなく、同じ形状や材質でも違った歪みが発生します。 それに臨機応変に対応するためには豊富な知識と経験が必要とされます。 最初のころは、焼き割れ対策を怠ったり、冷却時間が長すぎたりしてミスをすることも多かったのですが、 最近ではそのようなこともなく、うまく歪みを除去できるようになったので、次工程の人から「加工がやりやすい」と 褒めてもらえ、成長を実感できます。 吉延精機は社員の年齢層に差があるのですが、皆フレンドリーで仕事上の質問なども気軽にできるので、 若い人でもすぐに馴染めると思います。

S.A

2015年入社 装置担当 R.I

高炉周辺機器の組立・整備をしています。溶けた鉄を扱う機器のため、 1000度を越える高温に晒されるのですが、 そのような過酷な条件下でも確実に動作させるには高い技術と経験が必要になります。 また、ボルトの締め忘れなど一つのミスが大事故に繋がるおそれがあり、気の抜けない高度な仕事です。 しかし求められるスキルが多い分、勉強できることも多く、キャリアを積むこともできます。 根気と積極性が必要な難しい仕事ですが、これからも更に技術を身につけ、 多くの人に信頼される職人を目指しています。

R.I

2018年入社 納品準備担当 Y.N

納品準備は製品を作る際の最後の工程で、バリ取りや酸化皮膜の除去などの仕上げ加工や、金型の組立を行います。 また完成検査も同時に行うので、不良品の流出防止のため非常に重要な工程になります。 金型部品の中には小さなRなどを手加工で付けなければならないものもあり、慎重に作業しなければならないのですが、 クリーンでよく整備された環境のため、作業に集中することができます。 私は中途採用だったのですが、前職ではエアシリンダーの整備をしていたので、その経験を活かし、 高炉周辺機器に使われる油圧シリンダーの整備を任されています。 部品に歪みがあると、マニュアル通りに整備しても油漏れなどの故障を起こすことがあるので、 それを見抜けるよう技術を身につけることを目標としています。 吉延精機は部署間の横の繋がりか強く、他部署の仕事を任されることもあるので、 中途採用の方でも自分のスキルを活かせる仕事が必ず見つかると思います。

Y.N